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女性の労働　快適に
テクノクラフトが桐生に新社屋

医薬品や化粧品に使われるプラスチック容器の検査業務を請け負うテクノクラフト（河田社長）は、桐生市広沢町に新社屋を開設した。女性従業員の働きやすさを追求した職場環境を整え、業務拡張を目指す。

新社屋は県道太田桐生線沿いの4600平方メートルの敷地に建てた。鉄骨造り2階建てで延べ床面積は828平方メートル。太田市矢田堀町にあった旧社屋と比べて約7倍のスペースを確保した。

1階と２階には、空気中のちりやほこりを通常の３分の１にまで低減させた『クリーンルーム』を設置。徹底した衛生管理で、容器の変形や汚れを従業員が目視で検査する。

50人以上の女性が同時に使える更衣室や食堂、女性専用のトイレを設けるなど、検査業務を担う女性従業員が働きやすい環境にした。トラックによる搬入・搬出がしやすい広々とした倉庫で作業効率を高める。

河田社長は、中国をはじめとする海外市場で日本製の医薬品や化粧品の需要が伸びており、検査業務も増えていると指摘。『女性の力を借りながら、幅広い受注に対応していきたい』と話している。