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太田から桐生に移転
敷地面積約7倍に
人材確保、業務拡大目指す
プラスチック成型品の検査業務を手掛けるテクノクラフトはこのほど社屋を太田市内から移転した。敷地面積約7倍の土地に新社屋を建設し、人材確保と業務拡大を目指す。
同社では業務を拡大する中で敷地が手狭となり、17年頃から移転と新社屋の建設を計画。 旧社屋は平屋建てで検査場は30人ほどでいっぱいとなる広さだった。 移転先の敷地面積は4455平方メートル、新社屋は鉄骨造2階建てで延床面積は827平方メートル。倉庫は1,2階吹き抜けで面積は210.6平方メートル。
検査場は1階と2階に各1部屋設置し、1階の検査場ではクリーンルームを3段階に設け、業務内容に応じて使い分ける。従業員の居心地の良さを一番に考えて設計した社屋では、約70平方メートルの食堂にカウンター席を設け、1人でも過ごしやすくした。更衣室は空間や収納スペースを広く取るなど、従来の工場のイメージを払拭(ふっしょく)するデザインとした。
一般的に工場では作業スペースを考慮し立ち仕事が多いが、従業員を大事にしたいという河田社長の考えから、同社ではあえて椅子に座り作業を行う。作業はメーカーからの委託を受け、医療品や食料品の容器、文房具部品などを人による目視で検査する。
従業員はパートを含め約40人で、現状の人数では手が足らず、仕事の依頼を断るケースもあるという。当面は50人を目標に増員予定で、将来的には60人まで増やしたい考え。
従業員は全て女性のため、育児サポートも充実を図っており、社屋移転後もほぼ全ての従業員が辞めることなく働いている。
河田社長は『新社屋はサービス業に匹敵するような、きれいで居心地の良い空間を形にした。人材を確保することが難しい今、従業員のことを考えた環境づくりをしていきたい』と話している。
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