マスク・消毒スプレーなどの検品承っております。
新型コロナウィルス感染対策の為、需要が増加している食品トレー、医薬部外品などのクリーンルームでの検品対応が可能です。
今回で最後のコラムとなりました。半年前に記者の方から依頼された時、少しでも会社のPRになればと受諾したもの文章を書くことの難しさを痛感し、締め切り間近になると胃の痛いこともしばしばありました(笑)。
『子育て支援』をテーマに掲げ、毎回様々な角度から切り込み、世の中における弊社の取り組みや存在価値を客観的に見つめなおすことができとても勉強になりました。最後は自分なりの考えを総括したいと思います。
現在日本では生産年齢人口(15歳~65歳未満)の減少が止まらずに過去に経験のない領域に突入すると言われております。これは働き手が減少することで生産も減少し、所得や税収も減り現在の年金、医療などの社会保障制度を維持出来なるとさえ言われています。
これの対抗策として国も高齢者や外国人の積極的な雇用を掲げ、さらにあらゆる分野でのAIの導入で迫りくる2025年問題に向け対策を打ち出しております。しかしながら現段階ではまだまだカバーしきれずにいるのが現状です。
弊社ではこれからも子育て世代の母親が活躍できる場を提供し、今まで埋もれていた人材を雇用していくこで生産年齢人口の底上げに繋がると考えております。
1社で出来ることは微々たるものですが共感してもらえる企業が増え、その地域が活性化されればやがて大きな力になり2025年問題の対策の糸口になればとも考えております。
最後に拙い文章でしたが半年にわたり連載していただきありがとうございました。またお目にかかる機会があればまたお逢いしましょう。
群馬県内に所在し、女性の活躍を推進する企業又は団体等が登録できる「ぐんま女性活躍大応援団」に弊社が認定されました。
ビジネスジャーナルで放映されます。
放映日は2019年09月27日(金)夜10時からです。
メイキングNGシーンはこちら
太田から桐生に移転
敷地面積約7倍に
人材確保、業務拡大目指す
プラスチック成型品の検査業務を手掛けるテクノクラフトはこのほど社屋を太田市内から移転した。敷地面積約7倍の土地に新社屋を建設し、人材確保と業務拡大を目指す。
同社では業務を拡大する中で敷地が手狭となり、17年頃から移転と新社屋の建設を計画。 旧社屋は平屋建てで検査場は30人ほどでいっぱいとなる広さだった。 移転先の敷地面積は4455平方メートル、新社屋は鉄骨造2階建てで延床面積は827平方メートル。倉庫は1,2階吹き抜けで面積は210.6平方メートル。
検査場は1階と2階に各1部屋設置し、1階の検査場ではクリーンルームを3段階に設け、業務内容に応じて使い分ける。従業員の居心地の良さを一番に考えて設計した社屋では、約70平方メートルの食堂にカウンター席を設け、1人でも過ごしやすくした。更衣室は空間や収納スペースを広く取るなど、従来の工場のイメージを払拭(ふっしょく)するデザインとした。
一般的に工場では作業スペースを考慮し立ち仕事が多いが、従業員を大事にしたいという河田社長の考えから、同社ではあえて椅子に座り作業を行う。作業はメーカーからの委託を受け、医療品や食料品の容器、文房具部品などを人による目視で検査する。
従業員はパートを含め約40人で、現状の人数では手が足らず、仕事の依頼を断るケースもあるという。当面は50人を目標に増員予定で、将来的には60人まで増やしたい考え。
従業員は全て女性のため、育児サポートも充実を図っており、社屋移転後もほぼ全ての従業員が辞めることなく働いている。
河田社長は『新社屋はサービス業に匹敵するような、きれいで居心地の良い空間を形にした。人材を確保することが難しい今、従業員のことを考えた環境づくりをしていきたい』と話している。
約20年前のことですが、私は、飲食店の店長をやっていた時期があります。
当時の私の仕事は新店舗の立ち上げ、人材育成、仕入れなど様々な分野を任され現在の会社経営に役立てられる経験をさせて頂きました。なかでも特に力を注いでいたのが売上向上のための女性客の集客でした。当時はまだSNSもない時代でしたが口コミを狙って女性客に人気のある店づくりを心掛けていました。話題の人気店があれば同僚とともに足を運び、なぜ受けているのか研究し自社商品に反映させていました。
あれから20年が経過し現在はサービス業から製造業(検査業務)の会社経営に携わることとなりました。業種も一変し感じた点は、人材の採用の仕方にも特徴がありサービス業は学生~主婦まで幅広い世代を採用し、その中で柔軟にシフトを組み対応しておりました。一方、製造業はとにかく安定して働ける人が一番という風潮があり子育てもひと段落した人を中心に採用しておりました。どの業種においても子育て世代を採用するのはリスクを伴いますが、発想の転換をすれば良い人材を他社よりも先に採用できるチャンスがあるということです。また、女性の活躍の場を設け活気ある職場は益々繁栄していくだろうと信じて弊社では積極的に採用をしており最近では『子育て支援協力会社』と言われるまでになりました。
弊社の女性従業員は9割を超えておりその全員が検査業務をしております。職業柄どうしても慢性的な肩こりなども抱えていると思いますが、日々全力で仕事に向き合っている姿を見て本当に感謝しています。今後も従業員を大切に思い共存し続けられる会社でありたいと思います。
テクノクラフトが桐生に移転
広沢に社屋新築、業務拡大へ
プラスチック成型品の検査業務を手掛けるテクノクラフト(河田勝社長)が太田市内から桐生市広沢町6丁目に移転し、業務を開始した。業容を拡大する中で敷地が手狭となり、桐生市内に適地を見つけ、社屋を新築した。現在の従業員はパートを含め、41人だが、将来的には60人まで引き上げる計画だ。
同社は1997年(平均9年)7月設立。クリーンルームでの検査業務に特化した企業で、メーカーからの委託を受け、文房具などの日用品や医薬品、食料品の容器を人による目視で検査している。広沢町6丁目に延べ4455平方メートルの土地を取得し、新社屋を建設。昨年12月末から稼働を始めた。
新社屋は鉄骨造2階建てで、延べ床面積827平方メートル。1階と2階に検査場を置き、3段階のクリーンルームを設け、業務内容に応じて使い分ける。倉庫は1,2階吹き抜け。更衣室の空間を広く取ったり、食堂は1人でも過ごしやすいようカウンター席を設けるなど、働きやすさに配慮した。太田で操業しているころから、子育て支援充実も打ち出している。『工場らしくない工場を掲げて建設しました』と河田社長(44)。移転を機に『微力ながら桐生市に貢献していければ』とはなす。
当面は50人をめどに増員予定で、随時見学を受け付けている。
みなさんは『ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)』という言葉を耳にしたことはありませんか。『仕事』と育児や介護、『仕事』と趣味や学習との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方のことです。
私も20年程、人事採用に携わってきましたが昔と今では明らかに働く側の考えが変化してきています。以前は、高い賃金を提示している企業に人材が集まる傾向がありましたが、現在では働き易さや環境面などトータルバランスの良い企業へと変化してきたように思えます。やはり1日の多くの時間を過ごす訳ですからより快適で生活のリズムに合う企業で働きたいと思うのが自然であると思います。
弊社では人材不足と言われている昨今、順調に従業員数も伸びております。
働き易さの取り組みの一つとして定期的にハローワーク、就職支援センターに訪問し、今現在の求職者の声を参考にしています。また、『ワーク・ライフ・バランス』を念頭に面接時にも子育て支援や介護支援などを話し合い両者間で納得してスタートするようにしております。
環境面では、昨年12月に桐生市に新社屋を設立しました。従来の工場のイメージを払拭させ、快適さや居心地の良さをコンセプトに設計してもらいました。より多くの人材確保や生産性の向上が得られれば大きな投資ではありますが建てた価値はあると考えております。
現在、人材不足や定着率が悪いと悩まれている人事担当の方、経営者の方ちょっとしたヒントにしてみてはいかがでしょうか。